工事着工
いよいよ、蓮華院誕生寺の奥之院の護岸改修工事がスタートしました。
数日かかって池の水を抜きましたが、まだ抜ききりません・・・現在、中央の深いところにポンプを据えて水を抜いています。なかなかポンプに泥がかんで上手いこといきません。
水を抜き終わったら、重機を入れて池の泥の浚渫(泥上げ)を行います。この泥は奥之院の造園工事をさせて頂いてから30数年程堆積したものです。
かなり、堆積しています・・・
年内に泥上げを終わらせて、年明けから護岸の石を組み直します。また、その時にアップしたいと思います。
たけのこの里
はじめまして、熊﨑です。
皆からは「くま」と呼ばれています。以後、御見知り置きを。
本日の作業は、洛西で竹林に土を敷き均すという植芳造園伝統?の仕事を行ってきました。
作業内容としては、バックホウで掘削した土を一輪車で受け、ダッシュで運搬し、それをレーキで敷き均すという一連の作業を一日中延々と繰り返します。晩秋のこの時期に皆半袖で作業を行います。
何故、このような大変な思いをして土を敷き均すのか?それは美味しい竹の子を取るためなのです。土を敷き詰めることで、竹の子が土を押し上げて地上に出る瞬間を見極める事が出来るため、新鮮で美味しい竹の子が取れるのです。
作業は2日にわたって行われるため、明日も今日と同じ作業を行います。筋肉痛がどの程度出るか今から心配です。
作業前 作業後
熊﨑 明人
雨の日
本日は一日中雨です……。
植木にとっては良い雨ですが、予定していた現場が延期になってしまいました(泣)
そこで、雨の中ではありますが今週中に行く現場の準備をしました。弊社にある材料(石材)を使うので置場まで取りに行き選んで来ました。現場に搬入するにあたり、ブラシで擦って汚れを落とし、それで落ちないモルタル等はノミを使ってハツリ(削り)ます。今日1日中かかりそうです(笑)
そして、当日か前日の夜にトラックに積込んで現場に向かいます。前日の夜に工事の段取り(シュミレーション)を行い現場でロスなく仕事が出来るようにそれぞれの現場ごとに携わる人間で入念な打合せを行います。段取りを行うことによって、現場に着いてすぐに自分が何をするのかを明確にしスムーズに仕事が出来るようにします。(1日でどこまでやるかの目安も打合せします)
現場に行って「はい」始めますではなく、様々な準備を行って初めて現場で仕事が出来るわけです。どの現場(1日の現場から数カ月の現場)でもこの様な準備を毎日繰り返します。
本日の雨の日の一コマでした。
偶然・・・・・
本日、市内を車で移動中今年の4月に庭を改修させて頂きました、旅館のオーナーと偶然お会いしました。抜け道で旅館の前を通り過ぎようとした時、出てこられたのを見て車を止めました。
オーナーに気づいていただき車をバックして停車し、少しお話をさせて頂きました。
この旅館は京町屋を改装し、1日1組限定のお宿です。名前は「別邸 佛具屋町」で、場所は下京区油小路通花屋町下る仏具屋町239番地1です。詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。
http://kyoto-stay.net/butsuguyacho/top.html
そしてお客様もおられなかったので、庭を見せて頂きました。
紅葉はまででした・・・・・しかも、夏場に毛虫にやられたらしく緑量が少なかったです。しかし、苔は綺麗な緑で、早いですが椿の花が咲いていました。お客様にも好評らしいです。こう言ったお言葉を頂けると大変嬉しい限りです。
これから年月が経つと更に深みが出て良くなっていくと思います。オーナーに愛され、お客様にも愛される庭になって欲しいと思います。
紅葉前線
11月も後半に入り、朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。
さて、やはりこの時期に気になりますのは、やはり紅葉前線!!
もうすでにケヤキやサクラは紅葉していますが、紅葉する樹木のスーパースターであるモミジはいかほどに紅葉しているのでしょうか。
今週の写真で場所を追って確認してみましょう!
まずは、六甲山の庭
まさに絶頂!すばらしく紅葉してます。紅葉終わりかけのナツハゼもきれいに見えます。
つづいて、山科の庭
こちらは、まだ緑の葉も見えて、きれいなグラデーションです!この時期もステキですよね!
最後に、北嵯峨の庭
夕日があたったモミジは真っ赤です!でも奧に見えるのはまだまだ緑色ですね。
続々に紅葉前線が京都市内に進入してきてます!11月末の三連休でピークを迎えそうな予感がしますが、どうでしょうか。楽しみです!
今回御紹介した六甲山の庭、山科の庭、北嵯峨の庭の三つの庭は、ギャラリーページでもご覧になれますので、是非、見比べてみてください!
では、お疲れ様です!!
笹原晋平